【事業再構築補助金】 第6回公募 変更点まとめ

弊社でも度々取り上げております、【事業再構築補助金】ですが、第6回から制度の大幅な「見直し」が行われ、3月28日(月)より公募開始となりました。

申請は5月下旬~6月上旬に開始予定です。

今回は変更点の中から……

 

①売上高10%減少要件の緩和

②回復・再生応援枠の新設

③グリーン成長枠の新設

④通常枠の補助上限額の縮小

の4つのポイントについて解説していきます。

 

 

 

 

まず事業再構築補助金で確認するであろう売上高10%減少要件。

第5回まではコロナ前後の対象期間で10%以上減少の場合と5%以上減少の場合で申請が可能でした。

第6回からは「2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前と比較して10%以上減少していること」のみを満たせばOKとなりました!

ということは、、、

『コロナ禍で売上が大幅に減少→でも今は回復してきているから申請はできない』

と思われていた事業者でも申請が可能となります!

 

今回から緊急事態宣言特別枠が廃止となりますが、コロナ禍で苦境が続いている事業者向けに「回復・再生応援枠」が新設されました!

この枠の要件は次のいずれかを満たしている必要があります。

(1)2021年10月以降のいずれかの月の売上高が対2020年または2019年同月比で30%以上減少している

(2)再生支援協議会スキーム等に則り再生計画を策定している

 

補助上限額と補助率は上表のとおりで、補助率は3/4に引上げされ(通常枠2/3)手厚い支援が期待できます。

つづいて、グリーン分野への挑戦を後押しする「グリーン成長枠」

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、成長が期待される「洋上風力・太陽光・地熱」、「物流・人流・土木インフラ」など14の重点分野を選定し、これらの分野の課題解決に資する取り組みを行う事業者を支援するというものです。

 

 

しかも!!このグリーン成長枠は2回目採択も可能となります。

通常枠の要件と大きく違う点は次の5つのポイントです。

(1)売上高10%減少要件がない(コロナ禍で売上が下がってなくても良い

(2)補助事業終了後3~5年で事業者全体または従業員一人あたり付加価値額の年率平均5.0%以上増加の達成を見込む事業計画の策定が必要 (※通常の要件は年率平均3.0%以上増加)

(3)グリーン成長戦略「実行計画」14分野の課題解決に資する取り組みが必要

(4)2年以上の研究開発・技術開発または一定数以上の従業員への人材育成が必要

(5)補助率が低い一方で、補助上限額が大きい

 

「売上は減ってないから事業再構築補助金は利用できないなぁ」と思われていた事業者でも、上の要件を満たせばグリーン成長枠を活用可能です。今後の事業の方向性がグリーン分野の課題解決とマッチする場合はぜひ検討してみてください。

 

下表のとおり、第6回から従業員規模に応じて補助金額が縮小されます。

 

いかがでしたでしょうか。その他細かな変更点はお客様に照らし合わせてご説明致します。「会社を変えていきたい!」「新しい事業を軌道に乗せたい!」と思われる経営者様、ぜひ事業の再構築・成功に向けた計画を一緒に作っていきましょう!

 

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<参考・図引用>
中小企業庁 事業再構築補助金ページ
事業再構築補助金運営事務局ホームページ